『チ。ー地球の運動についてー』を観た。

 

他にも書きたいことがいっぱい溜まっているのに、『チ。』のことで頭がいっぱいなので放出しなきゃと思って書きます。

『チ。ー地球の運動についてー』。異なるジャンルの人たちからおもしろいおもしろいととにかく流れてきてすごく気になったのでこの一挙配信で観させてもらいました!

感想、また病的に長くなっちゃいそうなので箇条書きでいきます!

・まず拷問があった時代の話なのでグロが苦手な人は注意。

・私が全人類に履修してほしいと思っていたペルソナ3の『余命いくばくもない青年コミュ』と同じ系統の話に自分の中では分類されて、それが流行っていることがうれしかった。

・コペルニクスの大学の先生アルベルトが教科書に注釈を書いたことからが現代に伝わっている本当の話。それまでは全部そういう人たちがいてそういうことがあった「かもしれない」想像の話。(何も知らないで見始めたらラファウがコペルニクスなのかと思うじゃん!?)

・「かもしれない」の想像力が今の時代に病まずに生きるために必要だと思うけどSNSの数字数字数字の世界でどうやって子どもたちをその方向に導けばいいのかわからない。

・「かもしれない」の想像力とは自分が何も成し遂げなくても歴史に名を残さなくても、未来で名を残す人に影響を与えたり人々の役に立つことに関節的に関わっている「かもしれない」と能天気に思うことができるチカラ。

・(例えば自分語りになりますが、チ。と似た概念の『余命いくばくもない青年コミュ(のピンクのワニの話)』を知っていたので独身時代に研究所で働いていたときに、「今日私が着ていた服の色を見た偉い研究者さんが何か閃いてその研究が人類を救うかもしれないじゃん!」みたいに頭がおかしいほどポジティブに考えていました。こういうことです。つまりは私は名もなき『同じ時代を作った仲間』になる気満々です。)

・簡潔に言うとやはり自己肯定感が大事ということになるのではと思う。(人から素晴らしいと思われる自分ではなく、全然そうじゃない自分でもかわいくて大切と思えること)

・つまりはこの世界に存在しただけでどの命にも意味がある。

・話をチ。に戻すと、想像の話ではあったけど、それぞれの登場人物のようにあれくらいの情熱や目的や無謀さや勇気がなければ地動説はどこかで途絶えていたかもしれないから、名前は残っていないだけで本当にあのような人たちが各地にいたに違いないと思う。それを思うと泣けてくる。

・0から1を解明してきた昔の人たちって本当に偉大でかっこいい。

・今は研究と言っても1から2,またはもう3以降しか残っていないみたいな感じだし、研究費とか期限に追われて本当の『研究』ができている人って現代にはほとんどいないと、地動説に命をかけた人たちを見て思った。(超大金持ちでお金も期限も気にしないでいられる人がいたらできているかもしれない)

・それぞれの親子の関係、最期が切なすぎて苦しい。

・文字は奇跡。(ヨレンタちゃん…)

・人間は曖昧でいい。

・チ。地、血、知。

・曲良すぎて買いました。

 

このお話を知って少しでも心が軽く生きていける人が増えることを願っています。

TVアニメ「チ。 ―地球の運動について―」公式

若き天才作家、魚豊が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語。制作マッドハウス、出演は坂本真綾…